12時オープン、18時クローズと、通常とクローズ時間が異なりますので、ご注意ください。
この機会に、ぜひお越しくださいませ。
news
2012.06
今年も富士山で初山小屋開け。
今年は例年に比べ、雪が多く遭難者が非常に多い年となった。
2体の遺体と関わることになり、まだ3体見つかってない状況。
遭難者のほとんどが危険認識や山の知識の不足によるもの。
それが富士山のいま。
空前の山ブーム、雑誌、メディアによる山の危険認識の欠如した情報発信は非常に大きな罪であるということを肝に命じなければならない。
そして、富士山では冬はもとより夏でも死亡事故が多発しているが、しかしそれは全く報じられない。年間30万の人が登り、更には世界遺産にしようと必死な現状はもっと大切なことを重視するべきである。
政治、経済が多く絡むこの山の現実は今の社会を表しているようだ。
2012.05.30
産經新聞で連載中の「after 3.11」に写真と文が掲載されました。
⇨http://sankei.jp.msn.com/life/news/120530/art12053008030002-n1.htm
2012.05.19
本日発売の雑誌「日本カメラ6月号」の「今月のPHOTO&PEOPLE」のコーナーにてインタビュー記事が掲載されております。
2012.05.15
このGWを中心に開催いたしました『「夜明け」写真展/スライドショー&トークショーin 九州』は5/13に無事全行程を終了する事が出来ました!
鹿児島で写真展を開催しながら、熊本、大分、福岡、長崎、北九州、そして鹿児島とスライドトークを巡回してまいりましたが、各地では本当に多くの方に支えられながらも素晴らしい出逢いがあり、そして作品を通じて語らいの場を与えて下さったことに心より感謝いたします。
九州のみなさま、本当にありがとうございました!
2012.05.03
本日よりアメリカ・ニューヨークで始まるアートフェア「PULSE NEW YORK 2012」に「夜明け」の作品がMIYAKO YOSHINAGA art prospectsのブースで出品されます。
ご機会ありましたら、ぜひお立ち寄りください。
「PULSE NEW YORK 2012」のホームページは
The Art Fair "PULSE NEW YORK 2012" begins with New York, USA from May 3.
"dawn" will be exhibited at the booth of MIYAKO YOSHINAGA art prospects.
2012.04.29
昨日、鹿児島で「夜明け」ースライド&トークショー@九州ーがスタートいたしました!
大勢の方にお越しいただきましたこと感謝いたします。
そして、本日より鹿児島Garelly KoENにて写真展「夜明け」がスタートいたしました!
5/13まで開催しております。(在廊日/5月10日〜13日)
明日からはスライドショーを熊本、大分、福岡、長崎、小倉、そして最後はまた鹿児島へ巡回して行きます。
皆様にお会いできるのを楽しみにしております。
詳細⇨http://www.yuyamauchi.com/exhibition/
2012.04.14
本日の産経新聞全国版の朝刊に新装版「夜明け」が紹介されました。
記事の内容はこちらです。
⇨http://sankei.jp.msn.com/life/news/120414/bks12041408010004-n1.htm
2012.04.12
東京、青山のBOOK246の「贈本市」というイベント内で新装版「夜明け」のサイン会を行います。サイン会時間は12:30〜15:00を予定しております。
BOOK246 「贈本市」vol.2
日時
2012年04月15日(日) 11:00 - 17:00
場所
〒東京都港区南青山1-2-6 Lattice aoyama 1F
tel. 03-5771-6899
http://www.book246.com/top.html
詳細⇨http://www.akaaka.com/blog/ev-120321-akaaka.html
2012.04.03
本日の毎日新聞関東版の夕刊に新装版「夜明け」が紹介されました。
記事の内容はこちらです。
http://mainichi.jp/feature/news/20120403dde012070022000c.html
2012.04.01
本日の日本経済新聞全国版の朝刊に新装版「夜明け」の書評が掲載されました。
写真集「夜明け」待望の新装版が完成!!
お待たせしておりました、「夜明け」の新装版がようやく完成いたしました!
上製本、¥3800(税別)にて全国の書店にてお求めいただけます。
直接の注文も承ります。以下へご連絡下さい。料金代引き、送料無料でお届けいたします。
いま、この時代に夜明けの光が一人でも多くの方の手に届きますよう、、、。
株式会社赤々舎
TEL / FAX | 03 - 6434 - 0636 / 03 - 6434 - 0618 |
info@akaaka.com |
展示のお知らせ
この度、清里フォトミュージアムの「ヤングポートフォリオ展」に僕の作品「夜明け」が選出され、作品が5点収蔵されることになりました。つきましては収蔵作品の展覧会が開催されます。
2011年度 ヤングポートフォリオ展(第17回)
3/24(土)〜6/24(日)
清里フォトミュージアム
〒407-0301 山梨県北杜市高根町清里3545-1222 TEL.0551-48-5599
開館時間:10:00〜18:00 休館日:火曜日
入館料:大人¥800 学生¥600 中高生:¥400
http://www.kmopa.com/museum/museum.htm
ー公開レセプションー
●5月19日(土)午後2:00~4:00
●出演:2011年度YP購入作家、2011年度選考委員・鬼海弘雄、都築響一、細江英公(館長)
●参加費:入館料のみ(一般800円、学生600円、中高生400円)友の会・会員は無料
●要予約:住所、氏名、参加人数をお知らせください。
2012.03.07
産經新聞で連載中の「after 3.11」に写真と文が掲載されました。http://www13.jimdo.com/app/sada0172b15fa058b/p1278466a016a4386/
2012.03.01
本日よりJAL機内誌「SKYWARD」2月号で連載中の「雲の上の旅」最終回が掲載されております。今回を持ちまして連載が終了いたします。今連載は非常に多くの方へメッセージを届ける最高に有意義な時間でありました。この場を与えられたこと、そして ご愛読いただきました皆様へは心より感謝いたします。ありがとうございました。
過去の各月号はバックナンバーもお求めになれますのでどうぞよろしくお願いいたします。(本サイトページの各月表紙写真をクリックして下さい。)
イベント参加のお知らせ
2012年3月2-3日に大阪で開催されるイベントにスライドショーで参加いたします。
「TAIYO33OSAKA presents 太陽感謝☆プレ☆祭り」
☞http://taiyo33osaka.net/pre2012/
-3月2日-
【ライブ】
ハンバートハンバート
山本精一&原子力潜水艦
【トーク】
鎌仲ひとみ 「守りたい!未来のために」
【シアター】
「ミツバチの羽音と地球の回転」
-3月3日-
[ライブ】
二階堂和美
Acid Mothers Temple & The Melting Paraiso U.F.O.
◉TAIYO33BIGBAND◉
【トーク】
田中優(未来バンク事業組合理事長)
『持続可能な未来を作る!今からできる新しいエネルギーの話』
【ライブ】
大友良英×七尾旅人
ムーン♀ママBAND(ピカ☆×坂本弘道×ナスノミツル)
◉TAIYO33BIGBAND◉
【トーク】
木村真三(放射能衛生学)
『放射能になんか、まけないゾ!』
「特別対談」木村真三×大友良英
『チェルノブイリで見て来たこと』
2012.02.01
本日よりJAL機内誌「SKYWARD」2月号で連載中の「雲の上の旅」第七回が掲載されております。
2012.01.06
本日より東京青山のスパイラルで「夜明け」展が始まりました。
「夜明け」展
2012年1月6日(金)~1月11日(水)
スパイラルガーデン(スパイラル1F)
【時間】 11 : 00 ~ 20 : 00 入場無料
主催:株式会社赤々舎
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
お問い合わせ先:株式会社赤々舎 tel. 03-6434-0636
2012.01.01
本日よりJAL機内誌「SKYWARD」1月号で連載中の「雲の上の旅」第六回が掲載されております。
2012 元旦
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は世も大きく動き、時代の変容を感じずにはいられない年でありました。
私事ではこの時代と向き合い、自分の役割を担うべく日々精進して参ります。
どうか本年度も何卒よろしくお願い申し上げます。
2011.12.27
写真展告知です。
年明けに写真展「夜明け」を開催いたします。
夜明けとともに新しい年の始まりを迎えてみてはいかがでしょうか。
お誘い合わせの上、ぜひ足をお運びください。
「夜明け」展
2012年1月6日(金)~1月11日(水)
会場
スパイラルガーデン(スパイラル1F)
【時間】 11 : 00 ~ 20 : 00 入場無料
主催:株式会社赤々舎
会場協力:株式会社ワコールアートセンター
お問い合わせ先:株式会社赤々舎 tel. 03-6434-0636
2011.12.21
産經新聞で連載中の「after 3.11」に写真と文が掲載されました。
■「境界線」に隠されたもの ー福島県いわき市ー
師走に入り、僕は茨城から原発までの海岸線を北上していた。
冬の海は寒々しく、誰もい ない海岸に打ち寄せる波の音が、大きく響く。その傍らには瓦礫(がれき)が撤去されたあとに、家屋の基礎だけが残る更地が静かに広がっている。ふと目をや るとその中にぽつんと神社が残っていた。鳥居から先が無傷と言ってもいいくらいの状態だ。その後も北上を続け、同じように残った神社を幾つもみることがで きた。なぜ残ったのか、僕はそれを「偶然」という言葉で片付けてはいけないと感じた。聖界と俗界を、鳥居という境界線にハッキリと見せつけられたような気 がしたからだ。
やがて、北上を続けると警戒区域を示す立ち入り禁止の看板に達した。ここにも境界線があった。「境界線」、それはそのはざまを自覚することにより、世界の在り方を示す目印になる。
人は、なにかを何かと分け隔てることで認識しようとする。現にこの社会はすべてが境界線で成り立っているようにも感じられる。そしていま、震災によって新 たな境界線がうまれた。現実の捉え方はいま、社会の中で、個人の意識の中で、ますます細分化しているのではないか。そして、行く先など見えないまま、時代 は進んで行く。
そんなことを思いながら振り返ると、そこには海が広がっていた。実は新たな「境界線」をもたらしたのは海から押し寄せた境 界線であったということに気付く。そして、母なる海は境界線など持たない、もっと大きな存在であるということにも。僕たちは細分化によってさまざまな世界 を認識してきた。しかしその認識を覆す思考が、どこかの「境界線」に隠されているかもしれない。
2011.12.20
「山小屋檸檬」開催中です。〜28日迄。
階段を上がると7合目の山小屋です。そこには様々な夜明けが広がっています。
最高に良い時間を過ごせると思います。是非ともお待ちしております!
会期中オリジナル手ぬぐいを販売しております。限定50部!
⇨詳細
2011.12.01
本日よりJAL機内誌「SKYWARD」12月号で連載中の「雲の上の旅」第五回が掲載されております。
2011.11.29
Participates in group exhibitions.
Osamu Jams Nakagwa
Ingo Güntherm
Terry Taylor
Robyn Voshardt / Sven Humphrey
Yu Yamauchi
A group show challenging conventional landscape photography by exploring sublime images of nature through both the artist's expedition and his interest in extreme image-making process.
MIYAKO YOSHINAGA art prospects
547 West 27th Street 2nd Floor
New York NY 10001-5511, USA
T: 212 268 7132
TUE – SAT 11am - 6pm
イベントの告知
※2011.12.11
西荻ブックマークにてスライド・トークイベントを行います。
会場:今野スタジオマーレ 開場:16:30/開演:17:00 料金:1500円 定員:30名 要予約 ⇨http://nishiogi-bookmark.org/
※2011.12.20〜12.28
「夜明け」展示イベント 『山小屋檸檬』 2011.12月20日〜12月28日 @檸檬の実
この世界の在り方を大きな視点で捉えた作品「夜明け」。その撮影を行うために過ごした600日間の山での暮らし。この大きな世界で僕たちはどうあるべきか。山での暮らしから捉えた人の営みの在り方を考えて行けたらと思います。
最寄り駅: 千駄木駅から101m/TEL: 090-1612-5420
住所: 東京都文京区千駄木2-28-9/営業時間: 12:00~20:00/定休日: 月曜日
※23日、28日はスライド&ムービーを行います. 18:00〜20:00
2010年9月4日にリリースされた初めての写真集「夜明け」。
2011年11月現在、初版が完売いたしました。書店に残るのみです。そして、初版は装丁が限定版ということになり、二刷目は新たな装いで年末年始に出来上がる予定です。
このような結果に皆様には本当に心より感謝いたします。どうもありがとうございます。
2011.11.01
本日発売の雑誌「家庭画報」にて「雲平線のある暮らし」というタイトルで山の暮らしを6ページに渡り掲載されています。
2011.11.01
本日よりJAL機内誌「SKYWARD」11月号で連載中の「雲の上の旅」第四回が掲載されております。
2011.10.31
本日をもちまして「夜明け」北海道展が終了しました。この山奥にもかかわらず大変多くの方々にお越しいただきましたこと心より感謝いたします。これにて「夜明け」展の巡回はすべて終了しました。去年の8月は東京より、今年6月からは各地で開催して参りましたが、その間ほぼ在廊し多くの方々と作品を通して出会うことができました。その中でこの作品の意味と在り方を僕自身が多く学びました。そして、まだまだ見せ続けるべきであるということも教えられました。また機会を設け「夜明け」の光が皆様に届けることが出来ればと思います。本当にありがとうございます。
2011.10.26
産經新聞で連載中の「after 3.11」に写真と文章が掲載されました。
■宇宙の構成要素として.. ー福島県沖ー.
夜。船は太平洋沖を北上している。僕は北海道へ向かっていた。
360度、見渡す限り水平線が続く。
やがて、船を照らしていた満月が沈むと、僕は無数の星たちに包まれた。
甲板に立って見上げると、まるで宇宙に浮いているようだった。それはただの比喩ではなく、地球というのが宇宙空間をめぐる惑星であるということが、とてもよく理解できるひとときだった。 しばらくすると星は位置を変え、風の向きも波の高さも変わっていた。
水平線のかなたから闇が溶け出し、夜明けが訪れようとしている。すべてが廻(まわ)り続け、動き続けている。月が沈み、太陽が昇る。この光景はおそらく何万年も変わることなく続いている。 僕らはそのすべての一部として誕生し、存在しているということを、
いつの間にか忘れてしまっていたのではないだろうか。
山の上や飛行機から景色を見下ろしたとき、街が瘡蓋(かさぶた)のように見えてしまうことがある。そしてこの地球が大きな生きものとして思えてくるのだ。現在、人間が築いたものは、どんな大都市であれ、ほんのわずかな期間だけ、その表層に存在しているにすぎないだろう。もともとのスケールの違いからそれは仕方がなく思えてくる。
地球規模の変動のなかでは、千年に一度の出来事も、それほど特別なことではないだろう。 僕らにとってはもちろん、日々の小さな営みこそ大切だが、この地球の一部として、この宇宙の構成要素として、いま、人間はどのように在るべきなのか。
そんなことも問われているような気がする。
東日本大震災の震源地は、この先の、それほど遠くない場所にあるはずだ。
船はさらに北上を続ける。そして大海原は、ひたすらにおだやかだった。
2011.10.10
「夜明け」の撮影地、富士山七合目山小屋でのスライドショーが終了いたしました。4日間で総勢100名近くと本当に多くの方々に参加していただき心より感謝いたします。雲の上に身を置くということ、そこで暮らすということから垣間見える何か。登山から下山まで皆様と密に接することで、「夜明け」の世界をまさに体験し、新たな気付きへ導く切っ掛けになったでしょうか。スライドショーでは山小屋の主人と女将も交えた山小屋ならではの会となりました。僕としてもこの場所に’作品とお客様と共に帰る’という大きな意味を持つものとなりました。この機会を与えてくれたすべてに感謝いたします。本当にありがとうございました。
2011.10.01
本日よりJAL機内誌「SKYWARD」10月号で連載中の「雲の上の旅」第三回が掲載されております。
2011.09.17
本日より「夜明け」北海道展が始まりました。巡回最後は大自然の中で作品を鑑賞していただければと思います。会場は鳥や虫の声、色づく木々に囲まれた場所です。近くには温泉と紅葉の名所もございます。どうぞこの機会に足をお運びいただければと思います。〜10月31日迄
2011.09.13
展覧会、スライドショーのお知らせ
※「夜明け」北海道展・ART STUDIO TOBIRA/2011.09.17〜10.31
〒061-2301北海道札幌市南区定山渓727番3 TEL: 011-595-2110 http://space.geocities.jp/artstudiotobira/ 営業時間/11:00〜19:00休廊日/月.火曜日
トークショー&サイン会 09/23 15:00〜 紀伊国屋書店札幌本店1Fインナーガーデン ⇨詳細http://www.kinokuniya.co.jp/store/Sapporo-Main-Store/(まだアップされてません)
http://www.marunouchicafe.com/seminar/index.html#20110928
※【特別スライドショー 「夜明け」@富士山 】
富士山・須走口七合目山小屋大陽館/2011年10月1日〜4日・毎夜上映
「夜明け」の撮影場所で行うまたとない企画です。
⇨詳細 「event」ページ
2011.09.12
昨日を持ちまして、「夜明け」名古屋展が終了いたしました。
此処でも大勢の方が何度も足を運んでいただきました。この出会いに感謝いたします。本当にありがとうございます。
2011.08.31
産經新聞で連載中の「after 3.11」に写真と文章が掲載されました。http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110831/dst11083107340003-n1.htm
⇨同じ記事が産経エクスプレスでも掲載されてます。「after3.11」http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/disaster/527093/
■ヒグラシの鳴き声 どこまでも ー宮城県山元町ー
静かだった。ヒグラシの鳴き声がどこまでも響いていた。
8月、僕は再び、津波の被害を受けた海岸近くを歩いていた。風はない。しかし雲行きはあまり良くない。時折、なまあたたかい潮の香りが届いてきた。
目の前に広がっているのは、4カ月ほど前に見たのと同じような光景だった。いまだに手もつかないままの状態である印象が強い。人の姿はなく、時間が当時のまま静止したような、居心地の悪い静けさが漂っていた。人のいなくなった更地や家屋、瓦礫(がれき)の山に草が生い茂っている、そして花が咲いている。それが唯一、時が刻まれていることを思い出させてくれる存在だった。
東京で生活をしているときに僕が感じる時間の流れ方と、ここに来て感じられる時間の流れ方はまったく違っている。都市や街では、ひとつの空間の中に多くの人々の営みが幾重にも重なり合っていて、賑(にぎ)やかに慌ただしく時間が過ぎてゆく。そのなかに生きている僕たちは、実際のところ、時刻を気にはしても、時間そのものをあまり意識したりはしないだろう。人影を失ったこの地では、朽ちていく建物や伸びていく草木といった物質の変化が、ゆっくりと、でもはっきりと、時間の存在を示す。被災者たちは、失われた営みを取り戻したいと願いながら、なかなか過ぎていかない時間を生きている。
どこでも同じように流れている(と思えていた)時間が、じつに相対的なものだということを、震災は突きつけてくる。「3・11」後の時間の歪(ゆが)みの中で、僕らは等しく現在という瞬間を生きている。そしていやおうなく、未来へと押しやられていく。
2011.09.01
本日よりJAL機内誌「SKYWARD」9月号で連載中の「雲の上の旅」第二回が掲載されております。
2011,08.25
本日の日本経済新聞九州版に「夜明け」福岡展の記事が掲載されました。
2011.08.20
本日より「夜明け」名古屋展が始まりました。大阪展、福岡展に続きほぼ毎日在廊しておりますのでどうぞこの機会にお越しいただければ嬉しく思います。
詳細⇨http://www.akaaka.com/blog/bl-110817-yamauchi.html
※9月3日(土) スライド&トークショーを行います。入場無料19:00〜
2011.08.01
JAL(日本航空)の機内誌「SKYWARD」にて、連載「雲の上の旅」がスタートいたします。本日より8月号、「雲の上の旅 第一回」が掲載されます。
2011.07.31〜08.07
東北スライドショーツアー「ON THE MOVE」に参加いたします。
青森、秋田、岩手、山形、福島、群馬、東京と期間中に南下しながらスライドショーを行います。 ⇨http://akaaka.com/tohoku-tour/diary/
⇨東京会場のライブの様子をUstreamでご覧になれます。http://www.ustream.tv/recorded/16488626
2011.07.30
本日をもちまして、「夜明け」福岡展が終了します。本当にたくさんの方々に足をお運びいただきましたことを心より感謝いたします。どうもありがとうございます。
2011.07.20
本日発売されますCD 「佐村河内守 作曲 交響曲第1番 HIROSHIMA」(日本コロムビア)
のジャケットに作品が使用されました。
2011.07.19
16日より「夜明け」福岡展がはじまりました。
※7月23日20:00-22:00 ムービー&トークショウ「山での暮らし」
誰でも参加できます。入場無料
2011.07.06
2011.07.06
産經新聞で連載中の「after 3.11」に写真と文章が掲載されました。 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110706/dst11070607540007-n1.htm
■見えないものと向き合う ー福島県飯館村ー
僕は島へ旅立つ予定だった。これまで4年ほど、ほとんどの時間を山の中か島で過ごしてきた。
文明を離れて、人の営みの原点と向き合うことで、みえてくる世界がある。
震災が起きたのは、いよいよ出発という日の3日前だった。
原発の建屋が爆発する映像をテレビで見て、僕は旅立つのをやめた。
遠い島の生活ではなく、この時代、この場所と向き合う。僕の意識は、そちらを選んだ。
文明の果てにたどりついたこの世界のことを考えるために、今まさにここにいる、とさえ思えた。
山や島で生活していると、僕らは生かされている、という認識が強くなってくる。
畏(おそ)れと感謝の中で、写真を撮るというよりは、写真を与えられている気になる。
それは、目には見えない大いなる存在と向き合う行為だった。
現代社会は、生きる営みをどんどん進歩させながら、そういう大いなる存在への感謝や畏れを少しずつ捨ててきた。そしていま、自らが新たにつくりだした脅威に翻弄され、おびえている。皮肉なことに、こちらも存在することは確かなのに、目には見えない。
震災からちょうど3カ月目に、福島県飯舘村を訪れた。
すでに大半の人が避難しているからか、人の気配はあまりしない。山と森と泉と大地に降り注ぐ太陽の光。新緑のかおりを心地よく感じた。これまで山や島で向き合ってきたような景色が、ここにもあった。
しかし、村を歩いていると、ふとした瞬間に、恐怖に襲われ、足が止まる。
見えないものと向き合うというのは、心をのぞき込む行為なのかもしれない。
その日、出会った男性が持っていた線量計の値は、毎時4マイクロシーベルトを示していた。
2011.07.04
昨日を持ちまして「夜明け」大阪展が終了いたしました。本当に多くの方にお越しいただきましたこと、心より嬉しく思い感謝しています。どうもありがとうございました。
2011.06.17
本日より「夜明け」大阪展が大阪・ギャラリーアセンス美術にて開催されます。〜7/3
詳細⇨http://www.athens.co.jp/gallery/event/1105_yu_yamauchi/index.html
※ 7/1 19:00より写真家の佐伯慎亮氏とトークショーを行います。入場無料。
2011.06.13
昨日をもちまして、浅草浪花屋での作品展示を終了いたしました!
足をお運びいただきましたたくさんの方々へ感謝いたします。ありがとうございました。
2011.05.20
本日発売の雑誌「デジタルカメラマガジン6月号」のフォトグラファーズスタイルという連載ページで6ページに渡り登場しております。
2011.05.11
2011.05.11
本日より産經新聞で連載「after 3.11」がstart。2ヶ月に1度、この震災と向き合い記事を書かせていただきます。http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110511/dst11051107440019-n1.htm
■言葉の外の世界受け止める ー宮城県南三陸町ー
写真をプリントしながら僕は「言葉を失う」ということについて考えていた。被災地を訪れた多くの人から同じ言葉を聞いた。震災後、この事態に対 して僕自身大きな無力感を抱いていた。人類の築き上げてきた文明はなんてもろくはかないのか。スッキリとしない気持ちのまま震災から1カ月がたった。そして僕は東京から被災地へ向かった。目にした光景は想像をはるかに超えていて、僕もやはり言葉を失っていた。
2011.05
現在、発売されております書籍「写真のプロフェッショナル」(山内宏奏 著 パイインターナショナル)に登場しております。
2011.03.16
ラジオにゲスト出演致します。
2011年3月16日(木)〜3月20日(日)
風味堂ロックでください
放送局:JFN系列放送局
ナビゲーター:風味堂
番組HP:http://www2.jfn.co.jp/blog/fumido/
2011.03.15
本日発売の雑誌「TRANSIT-SORA-」にて表紙とエピローグページ5ページに「夜明け」が掲載されております。
2011.02.02
本日より丸善・日本橋店3階に於きまして「夜明け」の作品展示が行われます。〜15日迄。
2011.01.18
現在、清澄白河にあるレストラン「山食堂」で「ONE LITTLE LIBRARY in 山食堂」を開催中。
1月15日(土)〜2月14日(月)
Special 2 Days として1月29日(土)はミロコマチコさんの作品、1月30日(日)には僕の作品「夜明け」がフィーチャーされます。
どんな風にフィーチャーされるかは、行ってからのお楽しみ!
2011.1.12
「夜明け」の作品展示を本日より行います。〜26日迄。
場所:BOOK246⇨http://www.book246.com/
*スライド&トークショーを行います。
1/22(土) 17:30開場 18:00開始 19:30頃終了 参加費:1ドリンク付きで¥1000/person
2011.元日
新年あけましておめでとうございます。
昨年は皆様には格別の御引立てを誠にありがとうございました。
本年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2010.12.27
本日発売の雑誌「週刊朝日 年始特別合併号」のグラビアページに「夜明け」が5ページ掲載されております。
2010.12.15
本日発売の雑誌「BRUTUS 2011年1/1・15日合併号」の 『2011年のキーパーソン30人を知る本ガイド』に登場しております。
2010.1015
本日、全国書店にて写真集「夜明け」が発売されました。
丸善のホームページ内のブックアドバイザー通信にて写真集「夜明け」の書評が掲載されています。
⇨http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen04/Default.aspx
2010.09.30
本日発売「週刊文春 10/7号」のグラビアページに写真集「夜明け」の記事が4ページ掲載されています。
2010.09.26
本日をもちまして写真展「夜明け」を終了致しました。
問い合わせも多く、会期延長という御好評のもと終了できた事を大変嬉しく思い、足をお運び頂きました多くの方々に心より感謝いたします。
ありがとうございました。
2010.09.22
写真展「夜明け」:会期延長のお知らせ
2010.09.17
本日より開催されます「TOKYO PHOTO 2010」に出展致します。
TOKYO PHOTO HP → http://www.tokyophoto.org
毎日新聞のブログ掲載記事→https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/shashinbu59/
2010.09.04
本日、遂に初めての写真集「夜明け」をリリース!!
本日より写真展会場にて先行発売を行います。
*ご注文も可能です。赤々舎(03-5620-1475)へご連絡下さい。
料金代引き、送料無料で発送します。
2010.08.28
本日の産經新聞の朝刊の連載記事「写眼」にて写真展「夜明け」を取り上げていただきました。
2010.08.21
写真展「夜明け」が赤々舎のギャラリー AKAAKAにてスタート致しました。
本日より9月16日まで開催しております。
9月4日より写真集「夜明け」を会場にて先行発売致します。
リリースパーティーも行うのでお誘いあわせの上、ご来場お待ちしております。
2010.08.20
本日発売の雑誌「CAPA9月号」の『写真展特選街』に「山内悠写真展 夜明け」がインタビュー付きで掲載されています。
2010.08.20
本日発売のアサヒカメラ9月号に作品が6ページに渡り掲載されています。
2010.06.01
JALの機内誌「SKYWARD6月号」の「写真旅行」という連載ページに作品とテキストを掲載させて頂きました。
2010.04.20
本日発売の雑誌「PHaT PHOTO」(5−6月号)に作品とインタビューが6ページに渡り掲載されています。